教会の奥の祭壇部分、少し低い位置にキリストの磔刑像があります。
まるで柔らかな落下傘で空からふうわりと降り立つような姿。
教会の大空間に比べると少し小さな印象を受けましたが、存在としてのリアルさを感じるものでした。
天蓋からぶら下がる葡萄がキリストの血を、天蓋の上の小麦がキリストの肉体を表しているそうです。これほどまでにドラマティックな磔刑像を見たことがなかった私は、言葉を失いました。
実体を持ってそこにあるように感じられるイエス・キリストの姿は、確かな拠り所になるのだろうと易々と想像ができるものでした。

